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ごはんのじかん

赤ちゃん時代のごはんの時間を心地よく

「ごはんのじかん」は年齢を問わず、心地よいひととき。おなかも心も満たされる幸せなひとときです。だから、赤ちゃんのミルクも離乳食も、保育園では一人ひとりの状況や状態に合わせてすすめます。ミルクを飲むときには、ひとりの保育士が一人の赤ちゃんを抱っこして飲ませます。ごく当たり前のことですが、これをずっと大切にしてきたことが、このモノクロ写真からもわかりますね。

保育室でおっぱいを飲ませているのは赤ちゃんのお母さんたちです。母乳が出るお母さんで職場が近い人は、授乳時間に保育園にやってきて我が子に飲ませる。こんな母乳哺育支援に古くから取り組んできたことも、写真から読み取れます。

離乳食も、お座りが安定するまでは大人の膝の上で抱っこで。そしてお座りが安定してからは、一緒に食べる楽しさも‥‥。一緒って楽しいんですね。食欲も増します。

幼児の「保育」には「食」の楽しい学びが

「食」も「保育」も、日本の四季、社会の風習や文化と共にあります。子どもたちもそこに生きる心地よさ、うれしさを感じ、日々を豊かなものにしていきます。

代々木鳩の会は、保育の中でも特に「食べること」を大切にしています。「夏の風物詩」と言えば「流しそうめん」。「夏の生活」と言えば「大皿盛り」‥‥。四季の陽射しや風を感じ、その季節感の中で、味や香りや食感を存分に楽しむ子どもたち。食べるものだけではありません。陶器のご飯茶碗、木のお椀‥‥と、食器についても子どもの持ちやすさ、扱いやすさと合わせ、その素材に心を配ってきた歩みが見えますね。

調理活動の子どもたちの真剣な表情、食べる時の楽しそうな表情を見てください。「食」を「保育」の中にしっかり位置付け取り組んできた歴史は、「今」にそのまま生きています。

  • 調理してみた
  • 季節を食べてみた
  • 陶器のご飯茶碗や木のお椀。重さや質感が快い。
  • ちなみに1950年代の食器。当時はこれしかなかったのです。