第十二話

代々木鳩の会が大切にしていること

代々木の地で最初の一歩を踏み出してから70年。今、代々木鳩の会は、分園を含む4つの園を擁する社会福祉法人として、子どもたちと共に歩んでいます。この間ずっと、代々木鳩の会が理念として大切にしてきたこと。それは以下の4つです。

1.子どもひとりひとりを「人」として尊重し、どの子も自分らしく健やかに育つことを願い、その育ちを支える。 2.保護者が安心して仕事も子育てもできるようよう応援し、子育ての喜びも悩みも共にし、共に力を合わせる。 3.職員が意欲を持って働くことができるよう、楽しく充実した職場づくりをする。 4.地域の保育園として、地域の人々と共に、子どもたちも地域も豊かに育つよう、一緒に考え合う。

また、保育のあり方としては、「子どもから始まり、子どもとつくる保育」を基本としています。

「子どもから」というのは、子どもの現実から出発するということ。「子どもとつくる」とは、子どもが活動の主体であることはもちろんですが、保育者もこの活動の主体であり、保育は子どもと保育者が一緒につくっていくもの。と、そんなふうに考えているということです。子どもと保育士がまるで掛け合いをしているような形で、保育はさまざまな可能性をもって発展していきます。

保育士の専門性はこどもの発想や行動に刺激され、おもしろいほどに豊かに発揮されますし、また、子どもとの遊びの中での保育士の言葉が、子どもの世界をグンと広げ、深く見つめたり考えたりすることにつながります。

さあ、今年の子どもたちと保育士たち、どんな活動を展開し、どんなものがたりをつくるんでしょうね。楽しみです。